5~6か月くらいからハイハイを始めている赤ちゃんをみると、
8か月になってもハイハイしない我が子を見ると発達は大丈夫なのだろうかと心配になりますよね?
わたしもそうでした。
育児雑誌に、“ハイハイは早い子は5~6か月ごろから、
遅くても10か月ごろには始まりますが個人差があるので、
まだハイハイしないといっても心配はいりません。
”なんて書いてあると「個人差って何?どのくらいの差があるの?」
と新米ママだったわたしは、疑問しか出てきませんでした。
この記事を読んでいるあなたも、
当時のわたしのように「個人差があるとはいえ、このままハイハイしなかったらどうしよう?」と不安になっていることと思います。
でも大丈夫です。
この記事を読んだら、
「ハイハイをしない赤ちゃんもいるんだ」、
「ハイハイをしなくても順調に発達するんだ」と安心できますよ。
ほとんどハイハイをしないで立った長女
長女が生後8か月になったころは、
ちょうど保育園に預け始めたタイミングということもあり、
周りの赤ちゃんと比べてしまっていました。
同じくらいの月齢の子や長女より月齢が低い赤ちゃんが、
ハイハイをしているのを見ると、
「あれ?うちの子おかしいんじゃないのかな?」と不安になっていました。
うつぶせにしてちょっと手が届かない程度におもちゃを置き、
ハイハイを促そうとしたり、少し離れたところから名前を呼んだりして、
私なりにハイハイトレーニングをしていました。
それでも我が子は、全くハイハイをしませんでした。
それはもう、まったく!!
お気に入りのおもちゃが手に届かないとわかると、
すぐさま諦めてコロンと仰向けになり自分の手足で遊ぶ始末です。
それでも、ハイハイをしなかった長女は突如つかまり立ちをしました。
つかまり立ちから歩くまではそんなに時間はかかりませんでした。
ハイハイで移動するよりも立って歩きたい子だったのです。
ハイハイをしないのは発達障害のサイン?
それでも、育児雑誌や体験談を見ていると、
「発達障害のひとつだった」とか「ハイハイをしない子は将来転んだ時に手が出ない」とか
「ハイハイをしない子は脳の発達に影響がある」など良くないことが書かれていて不安にしかねりませんよね。
確かに、ハイハイをしないだけでなく
首が座るのが遅いことやお座りが安定しないなどの運動機能の発達が遅いことが、
発達障害の一つのサインである場合もあります。
かといって、運動機能の発達が遅い赤ちゃんみんなが、
発達障害なのかというと必ずしもそうとは限りません。
ハイハイをしなかった長女は、
運動はあまり得意ではないですが、
国立大学附属の小学校へ合格したので、脳の発達は特に問題ありませんでしたよ。
大人だって、スキップができない人、縄跳びができない人いますよね?
「そういう人もいるよね」と思ったり、
「実は私も苦手です」という方いっしゃるでしょう?
そんなもんです。
ハイハイをしないからといって、発達障害とは限りません。
実はハイハイしている赤ちゃん
ハイハイは、手の平を床につけて前に進む形を「ハイハイをする」状態だと思っていませんか?
たしかに、その形が一般的な「ハイハイの形」だと思います。
多くの赤ちゃんがするハイハイですね。
ところが、赤ちゃんによっては、
手足をバタつかせてお腹で這っていく「バタフライタイプ」のハイハイをする子もいます。
他にも、「ずりばい」とも呼ばれる「ほふく前進タイプ」は、
うつぶせのまま頭を上げて、腕だけで前後に進みます。
中には、腕と足の両方を使って前後に進む赤ちゃんもいます。
このように、一般的なハイハイをしていなくても、
実はハイハイをしている赤ちゃんは多いのです。
あなたのお子さんも下記のようなタイプのハイハイをしていませんか?
- 一番多い手の平前進タイプ
- バタフライタイプ
- ほふく前進タイプ
赤ちゃんだって十人十色。
赤ちゃんのハイハイのタイプもいろんなタイプがありますよ。
保育士さん直伝!赤ちゃんがハイハイをしないときの対処法
とはいえ、我が家の長女はどんなハイハイもほぼやりませんでした。
長女には効果がありませんでしたが、
長女の保育園の先生に相談したところおうちでできるハイハイトレーニングを教えてもらったので、この記事を読んでいるあなたにもこっそり教えちゃいますね。
- ハイハイできる室内環境を整える
- パパとママでお手本を見せる
- お気に入りのおもちゃを少し遠くへ置く
まず、ハイハイできる広い空間が必要です。
床に置いてあるものを片付け、ハイハイができる室内環境を作りましょう。
次に、パパとママでハイハイのお手本を見せてあげましょう。
お手本のポイントは、パパとママが楽しそうにハイハイをしている、ということです。
誰だっておいしそうに食べていたり、
楽しそうに遊んだりしていたら、「自分も!」って思いますよね。
赤ちゃんだって同じです。
パパとママが楽しそうにハイハイしていたら、同じようにしたくなるはずです。
とはいえ、中々パパとママが一緒にハイハイできる時間は限られてしまいますよね。
そんな時には、お気に入りのおもちゃをすぐ目の前にあるけど、
ちょっと移動しないと取れない程度の距離に置き、静かに見守ることです。
そして、偶然でも良いので移動して取れたときに、
大げさすぎるほどに褒めてあげることです。
赤ちゃんにとってパパやママがほめてくれることはなによりのご褒美です。
これを繰り返していると、ハイハイが上手にできるようになるかもしれません。
我が家の場合は、ちょっと距離があるとあきらめるか、
寝返りをうって移動して取る、という感じだったので効果はありませんでしたが・・・
むしろ、寝返りを打って取りに行った後ドヤ顔をしてこちらを見てくるので、大爆笑していました。
大爆笑をしているパパとママの様子を見て、
ハイハイよりも寝返りをうっておもちゃを取るほうが楽しいと思ってしまったのかもしれません。
とはいえ、このハイハイトレーニングは保育士さん直伝なので、
効果がある赤ちゃんも多いと思います。
ぜひ試してみてくださいね。
赤ちゃんがハイハイしないことはどこに相談する?
それでも8か月になってもハイハイをしないうちの子が心配だ、
ということであれば、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。
もしも発達障害の可能性がある場合には、
発達障害専門の小児科を紹介してくれますよ。
「お医者さんに相談するほどでも・・・」という方は、
地域の子育て支援センターの支援員の方に相談してみましょう。
発達以外のことも相談できるので、
孤独と不安で押しつぶされそうになりがちなママの心に寄り添ってくれるのでおすすめです。
まとめ
8か月の赤ちゃんがハイハイをしなくても、
心配しなくて大丈夫と思えたのではないですか。
8か月になってもハイハイをしない赤ちゃんだった、
我が家の長女は順調に成長しています。
一般的なハイハイは好まなくても、
バタフライタイプやほふく前進タイプのハイハイを好んでやる赤ちゃんもいます。
ハイハイトレーニングをしても効果が感じられず、
不安が残るようであれば、かかりつけの小児科の先生や子育て支援センターの支援員の方に相談しましょう。
赤ちゃんにとって、パパとママが笑顔でいてくれることがなによりも嬉しいことです。
「こんなこと相談してもいいのかな」なんて思わずに、相談して不安は解消したほうがいいですよ。
この記事が、あなたの育児のお役に立てられればうれしいです。